शानोदिताव्यपदेश्यधर्मानुपाती
धर्मी 3-14
シャーントディタービャヤ
パデーシュヤダルマーヌパーティー ダルミー
शान्तोदिताव्यपदेश्यधर्मानुपाती
シャーントディタービャヤ
パデーシュヤダルマーヌパーティー
過去、現在、未来に転変するダルマの中に、広がり行き渡ったもの
・शान्त シャーンタ(同義語 अतीत アティータ)
落ち着いた、過ぎた、過去の(ダルマ)
落ち着いた、過ぎた、過去の(ダルマ)
・उदित ウディタ(同義語 वर्तमान ヴァルタマーナ)
現在の(ダルマ)
・अव्यपदेशय アビャパデーシャヤ(同義語 अनागत アナーガタ)
・अव्यपदेशय アビャパデーシャヤ(同義語 अनागत アナーガタ)
到来する(ダルマ)
धर्मी ダルミー
(それらを)ダルミーとよぶ。
物質の中に常に存在する多くの実行する力の名をダルマとよびます。それの基礎である親元であり、想像主となる物質をダルミーとよびます。
ダルマが到来しようとする時、具現化した時、消滅する時、この3つのダルマの変化にダルミーは常に追随しています。どのような時であっても、ダルミー無しにダルマは存在し得ません。
क्रमान्यत्वं परिणामान्यतेवे हेतुः 3-15
クラマーニャトワン
パリナーマーニャテーウェー ヘートゥフ
結果の多様性の原因は、過程の多様性によるものである。
परिणामान्यात्वे パリナーマーニャーットウェー
パリナーマ+アニャットウェー (परिणाम + अन्यत्वे )
結果の相違や多様性は
क्रमान्यत्वम् クラマーニャットワム
क्रमान्यत्वम् クラマーニャットワム
クラマ + アニャットワン (क्रम + अन्यत्वम् )
過程の相違・多様性が
हेतुः ヘートゥフ
因(となっている。)
インドにはチャイを飲むための使い捨ての素焼きのコップがあります。一般家庭用ではなく、チャイ屋がお客さんに差し出すための食器として使われます。使い終わると飲んだ人は適当なところへ放り投げ、割れたコップは自然に還っていきます。お店の人は食器洗いの負担が減ることや、精神衛生上、マイコップ以外使わない人も多いので、今後も需要は続きそうです。
過程の相違・多様性が
हेतुः ヘートゥフ
因(となっている。)
インドにはチャイを飲むための使い捨ての素焼きのコップがあります。一般家庭用ではなく、チャイ屋がお客さんに差し出すための食器として使われます。使い終わると飲んだ人は適当なところへ放り投げ、割れたコップは自然に還っていきます。お店の人は食器洗いの負担が減ることや、精神衛生上、マイコップ以外使わない人も多いので、今後も需要は続きそうです。
コップとしてのダルマは終わり、土に還ったあとは、しばらく土のままかもしれないし、次のダルマのために変化していくことも考えられます。食器として再生しなければ、子供が土団子を作って遊ぶ場となるかもしれません。球技場になったり、畑になって野菜を育てるというダルマもあり得ます。
このような結果(パリナーマ)の多様性は、過程の多様性が因となることによって起こり、この過程のことをクラマ(क्रम)とよびます。空間に張り巡らされた四方八方へと行き交う人の思いや天災などが影響し、クラマ(過程・順序)ができます。
他の例として、織物を織るときに直感で思うまま織っていくか、折り方の仕様書を見ながら織っていくか、どんな色、素材、織機を使うか、どんな職人が織るか、というクラマで結果が全く変わってきます。
前回のおさらいで「ダルマ パリナーマ/法の転変(धर्म
-परिणाम)」(3章13参照)が起こる時に、一緒に転変する、
ラクシャナ パリナーマ/時間・徴候の転変(लक्षण -परिणाम)、
アヴァスター パリナーマ/様態の転変(अवस्था-परिणाम)
というものがありました。それらをどういう方向へもっていくのか、この時にクラマ(क्रम)と呼ばれる過程が関わります。
補足として、チッタのダルマの種類は2つに大別されます。チッタの働きは沢山あったはずですが、それを2つに大別するのはただひとつの基準「認識できるか、できないか」に分かれます。
ひとつは“パリドゥリシュタ(परिदृष्ट)”もしくは、“アパロークシャ(अपरोक्ष)” と呼ばれるもので、ありありと認識できるもの。
ひとつは“パリドゥリシュタ(परिदृष्ट)”もしくは、“アパロークシャ(अपरोक्ष)” と呼ばれるもので、ありありと認識できるもの。
パリドゥリシュタに分類されるものとして、プラマーナ(प्रमाण)、ヴィパルヤヤ(विपर्यय)、ヴィカルパ(विकल्प) 、ニドラー(निद्रा) 、スムリティ(स्मृति) 、ラーガ(राग)、ドヴェーシャ(द्वेष)などの、想念があります。(1章3、2章7~8参照)
もうひとつが、“アパリドゥリシュタ(अपरिदृष्ट)” もしくは “パロークシャ(परोक्ष)”と呼ばれるもので、認識できない、目前に感じられないものをいいます。
アパリドゥリシュタ(अपरिदृष्ट) に分類されるものは、唯一、ニローダ(निरोध/止滅状態)のみになります。(1章2参照)。
もうひとつが、“アパリドゥリシュタ(अपरिदृष्ट)” もしくは “パロークシャ(परोक्ष)”と呼ばれるもので、認識できない、目前に感じられないものをいいます。
アパリドゥリシュタ(अपरिदृष्ट) に分類されるものは、唯一、ニローダ(निरोध/止滅状態)のみになります。(1章2参照)。